世界農業遺産の歩き方Vol.4【阿蘇の草原の維持と持続的農業】 | おでかけガイド | 国内旅行情報サイトの「日本の歩き方」

世界農業遺産の歩き方Vol.4【阿蘇の草原の維持と持続的農業】

  • 投稿日:2015年12月18日
紹介

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社会や環境に適応しながら何世代にもわたり発達し、形づくられてきた農業上の土地利用。伝統的な農業とそれに関わって育まれた文化、景観、生物多様性に富 んだ、世界的に重要な地域を次世代へ継承することを目的に、国連食糧農業機関(FAO)が2002年から開始したプログラム【世界農業遺産(GIAHS: Globally Important Agricultural Heritage Systems、ジアス)】。
4回目は「阿蘇の草原の維持と持続的農業」をご紹介します。

【阿蘇神社】(阿蘇市)

阿蘇神社

阿蘇神社は、火山の神健磐龍命(たけいわたつのみこと)の子で速瓶玉命(はやみかたまのみこと)が紀元前282 年に両親を祀ったのが始まりといわれる、由緒ある神社です。
阿蘇神社には健磐龍命を主神とする阿蘇国造りの神々12神が祀られています。
阿蘇の火山信仰は、年間を通じて行われる農耕祭事に色濃く反映されており、その中でも3月の「火振り神事」は、境内で束ねた火の輪を廻すダイナミックな祭りとして有名です。

阿蘇神社

阿蘇神社

  • 〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083
  • (0967)22-0064
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2016年1月10日)

【田子山(たんごやま)】(阿蘇市)

田子山頂上からの風景

田子山頂上からは、阿蘇山を一望でき、阿蘇五岳や雄大な草原、カルデラに広がる水田の風景は大変に美しいものです。
山中では豊富な山菜を採ることができ、山登り、ピクニックにもよいところです。
また、田子山稲荷ほか12体の神仏群があり、祝詞の朗誦が行われます。
阿蘇ナビホームページ

【押戸石の丘】
(阿蘇郡南小国町)

押戸石

押戸石の丘は、古くから地元の住民により豊作を願う祭事が採り行われてきました。押戸石の丘と言えば、丘に広がる大きな石が特徴的です。

この大石の上に乗ると雨が降ると言われており、地元では、田植え時期には石の上に乗り、稲刈り時期には決して乗ってはいけないと言われています。また、押戸石の丘から草原が一望でき、その風景は絶景です。

【杖立温泉の蒸し場】
(阿蘇郡小国町)

むし場

「背戸屋」と呼ばれる迷路のような街並みが特徴の小国町杖立は、温泉街。
温泉は、ストレス解消、新陳代謝の改善により農作業の疲れを癒します。「むし場」は、温泉熱を利用した天然の調理器で、地元に密着した阿蘇地域の食文化です。

むし場

杖立温泉の蒸し場

  • 〒869-2503 熊本県阿蘇郡小国町下城
  • (0967)48-0206
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2016年1月10日)

【岳の湯の黒菜】(阿蘇郡小国町)

黒菜

小国町の中でも、地熱資源に恵まれた岳の湯のみで継承され、栽培されている伝承野菜です。
岳の湯のなかでも特に地温の高い「地獄菜園」で育ちます。
生産の担い手は女性で、かつては数少ない冬場の青物野菜として売買され、集落全戸で栽培されていましたが、流通の発達やホウレンソウ等青物野菜の出現によって、自家消費だけになり、生産者、栽培面積、生産量が減少しました。

<アクセス>
小国町の北東に位置し、岳の湯「湯けむり茶屋」を目指します。その集落の中で、ひっそりと栽培されております
小国町ホームページ

産山村の扇棚田(阿蘇郡産山村)

扇棚田

全国棚田百選、うまい米作り百選に選定されている、景観・環境に優れた棚田です。
棚田で使われる水には、名水「山吹水源」の水が使用され、おいしいお米が生産されています。この水は、手掘りした1300mの水路によってひかれたそうで、先人たちの苦労が想像されます。
美しい棚田を写真に撮ろうと、多くの人が訪れる写真スポットにもなっています。
産山村ホームページ

山吹水源(阿蘇郡産山村)

山吹水源

隠れた産山村の名水で、湧水量が毎分30トンを誇り、流域の田畑を潤しています。
駐車場から森の小道を歩いて10分程。原生林に囲まれた静かな水源に佇むと、まるで時が止まったよう。緑の影を写す水面には、魚影も見ることができます。
産山村ホームページ

菅山地区の棚田群(阿蘇郡高森町)

菅山の棚田

高森町菅山地区にある美しい棚田。「菅山の棚田」、「水迫の棚田」、「水湛(みずたまり)の棚田」の3つがあります。
それぞれ特徴があり、三日月型の田んぼがきれいに並んでいる「菅山の棚田」、様々な形の田んぼから成るが非常に整った「水迫の棚田」、
遠くの景色と合わさった景観が非常に美しい「水湛の棚田」、それぞれ非常に素晴らしい景観が広がっており、地元の農家が頑張って守っています。

<アクセス>
高森町中心部から 約35分(約28km)
1.国道325号線を宮崎方面へ
2.宮崎県との県境のループ橋の手前にある取首バス停を右折 します。
3.道なりに約8分(約3.0km)で水迫地区に到着します。
※道が狭いので、通行にはご注意ください

村山牧野と高森殿の杉
(阿蘇郡高森町)

高森殿杉

村山牧野内に、「高森殿の杉(どんのすぎ)」という独特な形をした杉があります。
殿の杉は、牧野内の放牧牛の雨宿りの場所として牛たちが使っています。牧野と殿の杉が一体となった光景は大変珍しく、一見の価値があります。
高森町ホームページ

観音桜と牧野
(阿蘇郡南阿蘇村)

観音桜

この桜の近くに馬頭観音様が祀ってあり、そこからの由縁。草原の中の1本桜。馬頭観音は、その名称から、民間信仰では馬の守護仏としても祀られます。さらに、馬のみならずあらゆる畜生類を救う観音ともされ、六観音としては畜生道を化益する観音とされています。農耕文化としての馬頭観音と隣接し、草原と一体となった一本桜は、世界農業遺産らしい景観を作り出しています。

南阿蘇村ホームページ

西原村の落花生豆腐
(阿蘇郡西原村)

落花生豆腐

阿蘇外輪山の火口瀬から白川流域に極地的に吹き出す東からの強風は、西原村で「まつぼり風」と呼ばれています。「まつぼる」とは、根こそぎ持っていくなどの意味で、西原村ではこの強風のため、土の中で育つ作物を中心とした農業が営まれています。その一つが落花生であり、落花生を使った落花生豆腐は、水に浸した落花生をミキサーにかけ絞り出した煮汁を練り上げるもので、祝い事などに出される家庭料理です。

落花生豆腐が買える場所「俵山交流館 萌の里」ほか

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記事投稿日: 2015年12月18日

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