世界農業遺産の歩き方Vol.8【みなべ・田辺の梅システム】 | おでかけガイド | 国内旅行情報サイトの「日本の歩き方」

世界農業遺産の歩き方Vol.8【みなべ・田辺の梅システム】

  • 投稿日:2016年06月8日
紹介

社会や環境に適応しながら何世代にもわたり発達し、形づくられてきた農業上の土地利用。伝統的な農業とそれに関わって育まれた文化、景観、生物多様性に富 んだ、世界的に重要な地域を次世代へ継承することを目的に、国連食糧農業機関(FAO)が2002年から開始したプログラム【世界農業遺産(GIAHS: Globally Important Agricultural Heritage Systems、ジアス)】。8回目は【みなべ・田辺の梅システム】をご紹介します。

【みなべ・田辺の梅システム】は、養分に乏しい礫質斜面を活用して、高品質な梅を400年にわたり持続的に生産してきた農業システムです。人々は、里山の斜面を利用し、その周辺に薪炭林を残すことで、水源涵養や崩落防止等の機能を持たせ、ニホンミツバチによる梅の受粉や薪炭林のウバメガシを活用した製炭など、地域の資源を有効に活用して、梅を中心とした農業を行い、生活を支えてきました。また、そうした活動は、生物多様性、独特の景観、農文化を育んできました。

「一目30万本」と謳われる【紀州石神田辺梅林】

紀州石神田辺梅林

紀州石神田辺梅林

梅林としては近畿屈指の標高(約300m)を誇り、そこからすり鉢状に梅畑と里山を臨むローケーションが当梅林最大の魅力です。山の斜面いっぱいに広がる梅林の眺めは壮観です。
開花シーズンには山も峠も梅の花で真っ白になり、その香りはあたり一面にたちこめます。
間近な春を感じさせてくれる紀州石神田辺梅林へ、ぜひお越しください。

梅林周辺の薪炭林

梅林周辺には、薪炭林を残しています。
薪炭林では、ウバメガシを原木とした最高級木炭である「紀州備長炭」を生み出すとともに、他地域には見られない、原木を早く再生できる薪炭林管理方法「択伐」を考案しました。
薪炭林と梅林は、独特の美しい景観を形成し、薪炭林から梅林、そして水田等に至る水の流れは、多種多様な動植物の生息・生育環境を保全するとともに、梅をはじめ多様な農産物の栽培を可能にしてきました。

催し物

梅林開園時期の日曜日などには、野点や大正琴演奏会、梅林ウォーク、ゆるキャラまつりなど、様々なイベントが開催されています。

紀州石神田辺梅林

紀州石神田辺梅林

  • 〒646-0101 和歌山県田辺市上芳養5057-2
  • 0739-26-9929(田辺市観光振興課)
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2016年4月25日)

一目百万、香り十里。南部梅林

一目百万、香り十里。南部梅林

南部川に沿って広がるなだらかな山の斜面に見渡す限りの梅林が続いています。『一目百万、香り十里』と称される程、名実ともに日本一を誇る南部梅林です。白く優しい色見が山一面を彩る春を迎えると、毎年大勢の観光客が訪れ、メジロやウグイスの美しい歌声と共に賑わっています。

一目百万、香り十里。南部梅林

南部梅林

  • 〒645-0022 和歌山県日高郡みなべ町晩稲
  • 0739-74-8787(みなべ観光協会)
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2016年4月25日)

梅の最高ブランド【南高梅】

地元の高校「南部高校」の愛称から名付けられた「南高梅」

大粒で肉厚、ジューシーな南高梅は、みなべ町で長い年月の研究の末にたどりついた最高級品の漬け梅品種。昭和25年、戦後の農業復興に際し、町の梅の品種統一を図るため、町内で栽培されていた114種類の梅の中から、5年の歳月を費やして最優良品種の選抜を実施。その中でも最も風土に適した最優良品種と評価された「高田梅」が、調査研究に深くかかわった南部高等学校の努力に敬意を表し「南高梅」と命名されました。

地元の高校「南部高校」の愛称から名付けられた「南高梅」

南高梅

  • 0739-74-8787(みなべ観光協会)
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2016年4月25日)

梅の本場で梅ざんまい】

ふっくらやわらか、紀州の梅干し

梅は、おいしいだけでなく、健康によい食べ物としても、古くから日本人に親しまれてきました。
ごはんやおにぎりのお供に、ふっくらやわらかい紀州梅干しをご賞味ください。

紀州梅の「梅酒・梅ジュース」で乾杯を!

香りがよく、さわやかな甘さで人気の梅酒。最近では、梅やお酒、熟成期間の違いなどによって、いろんな味の梅酒が楽しめますね。
梅の産地・田辺市では、「田辺市紀州梅酒による乾杯及び梅干しの普及に関する条例」を制定しています。田辺市にお越しの際は、紀州梅の「梅酒・梅ジュース」で乾杯をして、楽しんでください。

夏の風物詩 梅の天日干し風景

皆さんは「紀州梅干し」がどのように作られているのかご存じですか?紀州梅干しは、農家がまず完熟した梅を収穫したあと、1か月ほど塩漬けにして、梅雨明けとともに、天日干しをして白干梅を作ります。そして、それを加工業者が原料にして、減塩・調味して、製品となります。夏場、梅がたくさん日光浴している光景は、この地域の風物詩となっています。

夏の風物詩 梅の天日干し風景

  • 〒646-0033 和歌山県田辺市新屋敷町1
  • 0739-26-9959(田辺市梅振興室)
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2016年4月25日)

道の駅みなべうめ振興館

道の駅みなべうめ振興館

日本一の梅の里「みなべ町」の梅の歴史や特徴を、映像や音声で楽しく学ぶことができる施設です。梅林大型パノラマ模型やマジックビジョンなど迫力あるブースから文化財や梅で染めた着物などが展示されています。物産販売所もあり、梅干など梅製品を始めとする地域の特産品が販売されています。

道の駅みなべうめ振興館

道の駅みなべうめ振興館

  • 〒645-0026 和歌山県日高郡みなべ町谷口538-1
  • 0739-74-3444(みなべうめ振興館)
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2016年4月25日)

梅の里への旅

当地域では、人々は400年以上にわたり梅を中心とした生活を営んできました。そうした梅のある生活が、持続可能な農林業として世界農業遺産に認定されました。
梅のある暮らしを訪ね、体験する旅に出ませんか?

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記事投稿日: 2016年06月8日

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