江戸時代の宿駅【妻籠宿】が残る町。長野県・南木曽(なぎそ)町 | おでかけガイド | 国内旅行情報サイトの「日本の歩き方」

江戸時代の宿駅【妻籠宿】が残る町。長野県・南木曽(なぎそ)町

  • 投稿日:2017年02月22日

南木曽町は長野県の南西部・木曽谷の南端に位置し、町並み保存の先駆けとなった「妻籠宿」、国内最大級の木橋吊り橋「桃介橋」などの文化遺産や「中山道」、「柿其渓谷」、「田立の滝」などトレッキングに人気のスポットが数多くある町です。
名古屋から車で約2時間で辿りつける南木曽町の魅力についてご紹介します。

江戸時代にタイムスリップ【妻籠宿】

江戸時代の面影を残す妻籠宿

慶長6年(1601)徳川家康によって「宿駅」が定められ、江戸から42番目の宿場として整備された妻籠宿。明治以降宿場としての機能を失い衰退の一途をたどりましたが、昭和43年からはじまった町並み保存事業により江戸時代の面影がよみがえりました。昭和51年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。宿場に一歩踏み入れると、異空間に訪れたような気分になります。

のんびりと妻籠散策はいかがですか

脇本陣奥谷

代々脇本陣・庄屋・問屋を務めた家で、現在の建物は明治10年にそれまで禁制であった桧をふんだんに使って、城郭を模して建てられたものです。その優れた建築技術などが評価され平成13年6月に国の重要文化財に指定されました。島崎藤村の初恋の人「ゆふ」さんの嫁ぎ先でもあります。また、ここでは、冬になると格子の間から囲炉裏に向けて光が差し込み、幻想的な光景が見られます。

囲炉裏に差し込む光がとても幻想的です

江戸時代の風俗を再現した文化文政風俗絵巻之行列

この行列は、昭和43年に妻籠宿の保存事業が始まったのを記念して毎年11月23日の「勤労感謝の日」に行われています。行列のなかでも木曽馬に乗った花嫁、仲人、長持ちを担いだ一行は、山駕籠に乗った子供たちと共にひときわ人気があり、カメラマンの格好の被写体となっています。

江戸時代の面影を残す妻籠宿

妻籠宿

  • 〒399-5302 長野県木曽郡南木曽町吾妻2159-2
  • 0264-57-3123
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2017年02月10日)

日本最大級の木橋吊橋【桃介橋】

木曽川に架かる雄大な桃介橋

電力王と敬称された福沢桃介が、読書発電所の建設資材運搬用に架設した吊橋で、全長247mの日本でも最大級の木橋です。平成6年には国の重要文化財に指定されました。橋の中央に資材運搬用のトロッコのレールが敷かれていたため、その痕跡が分かるように復元してあります。

大正時代の貴重な西洋風建物 福沢桃介記念館

福沢桃介の旧別荘で大正8年の建築。桃介と川上貞奴の写真や遺品、資料を展示しています。大正時代の貴重な西洋風別荘建築としても知られているこの記念館に一歩足を踏み入れると、桃介と貞奴が過ごした大正ロマネスク時代にタイムスリップしたような錯覚に陥ります。
記念館横には、妻籠宿の本陣跡地にあった明治時代の御料局妻籠出張所の建物を復元した山の歴史館があり、木曽谷の山の歴史と林政資料が展示されています。

ミツバツツジの大群落

4月中旬になると、桃介橋がある天白公園の高台に群生する約400株の「ミツバツツジ」が鮮やかなピンク色の花を咲かせます。ミツバツツジの開花時期にあわせて「なぎそミツバツツジ祭り」を開催しており、祭期間中には地元の物産やツツジ苗などを販売しています。

木曽川に架かる雄大な桃介橋

南木曽町観光協会

  • 〒399-5301 長野県木曽郡南木曽町読書3668-1
  • 0264-57-2001
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2017年2月10日)

歴史の道を歩こう【中山道・与川道】

江戸風情が漂う中山道

江戸時代の江戸と京を結んだ官道が中山道です。沿道には古き時代を身近に感じられる、数々の見どころがあります。昔の旅人の心で歩いてみてはいかがでしょうか。

一石栃白木改番所跡

妻籠と馬籠との中ほどにある一石栃白木改番所(木材・木工品などの出荷取締りをしていたところ)。明治2年まで木曽五木(ひのき・さわら・あすなろ・こうやまき・ねずこ)をはじめとする伐採禁止木の出荷統制が行われていました。また、ここには無料休憩所「一石栃立場茶屋」があり、多くの旅行者が利用しています。

男滝

女滝

男垂滝バス停下にある「男滝」「女滝」。この滝は吉川英治の小説「宮本武蔵」の舞台となった滝。また、滝壺に金の鶏が舞い込み、そこから時を告げる鶏の声がしたという倉科様伝説が伝えられています。

与川道

木曽川沿いの中山道は水害でたびたび通行不能となり、その迂回路として三留野から野尻へと峠越えをする与川道ができました。等覚寺の円空仏など歴史の名残をとどめた場所を結ぶ道が山里や山腹を縫って続きます。苔むした街道脇の石や落葉が周囲の静寂の中で道の盛衰を語りかけてくるような、絶好のハイキングコースです。

美しい農山村風景を眺めながら歩きます

竹林の中も歩きます

静寂に包まれた与川道

江戸風情が漂う中山道

南木曽町観光協会

  • 〒399-5301 長野県木曽郡南木曽町読書3668-1
  • 0264-57-2001
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2017年2月10日)

かくれ里の秘境【柿其渓谷】

花崗岩をくりぬいて柿其川本流が落下する牛ヶ滝の眺めは壮観です

柿其渓谷は数ある木曽路の渓谷の中でも特に美しいと言われ、吊橋より上流8kmにわたって深い谷を埋めた巨大な花崗岩が美しい滝や瀬や淵を織りなす景勝地です。春にはツツジ・シャクナゲ、秋には紅葉が旅人の目を楽しませます。一般には十二兼駅から自然歩道を通って、牛ヶ滝まで4.5km、さらに奥へは林道を歩いていきます。特に、恋路のつり橋から牛ヶ滝までの約300mの遊歩道がお勧めです。

豪快な天然の流水プール黒渕

今も発電のために水が流れています

柿其渓谷に行く途中にある柿其水路橋。桃介橋・読書発電所とともに国の重要文化財に指定。現存する戦前の水路橋の中では最大級。

花崗岩をくりぬいて柿其川本流が落下する牛ヶ滝の眺めは壮観です

南木曽町観光協会

  • 〒399-5301 長野県木曽郡南木曽町読書3668-1
  • 0264-57-2001
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2017年2月10日)

自然美が織りなす水の造形【田立の滝】

田立の滝の主瀑 天河滝

大滝川の渓谷にかかる無数の瀑布を総称して田立の滝と呼び、日本の滝百選に認定されています。壮大な滝の流れは周りの緑ともかね合い、神秘的で感動的です。特に主瀑である天河滝の高さ40mの花崗岩壁のてっぺんから大滝川本流が崩れるように落ちる様はまさに圧巻です。四季折々の魅力を感じながら散策などをお楽しみください。

不動岩

不動岩上の展望台からは、高峰山・恵那山・笠置山、よく晴れた日には、遠く名古屋市も眺望できます。

豊作・安産・家内安全などの諸願成就を感謝して行われる花馬祭り

田立の滝がある地区で行われる花馬祭り。五色の紙で稲穂を形取って作られた花を鞍に飾った3頭の木曽馬が笛太鼓とともに田立駅前広場から五宮神社まで練り歩きます。行列が境内を3回廻り終えると、境内を埋めて見ていた人々は、一斉に馬に飛びついて花を奪い合います。取った花を家に持ち帰って、家の入口にさすと家内に厄病神が入らない、田畔にさすと虫除けの守りになるといわれています。

田立の滝の主瀑 天河滝

【南木曽町観光協会】

  • 〒399-5301 長野県木曽郡南木曽町読書3668-1
  • 【0264-57-2001】
  • 公式サイト
  • (最終更新日:2017年2月10日)

【日本の原風景が残る南木曽町へ】

今回紹介した以外にも南木曽町にはまだまだ素晴らしい魅力や観光名所、特産品などがたくさんあります。ぜひ日本の原風景が残る南木曽町にお越しください。

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記事投稿日: 2017年02月22日

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