職人技が光る新潟県燕市で、モノづくりの息吹を感じる旅へ | おでかけガイド | 国内旅行情報サイトの「日本の歩き方」

職人技が光る新潟県燕市で、モノづくりの息吹を感じる旅へ

  • 投稿日:2016年10月12日

新潟県のほぼ中央に位置する燕市は、日本有数の金属加工製品の産地です。
金属製の洋食器や、銅製の日用品などが盛んに作られています。
その歴史は、江戸時代、風水害に悩む農家を救うために、農家の副業として
始まった「和釘(わくぎ)」作りが起源。
数百年もの間に培われてきた職人技に触れる旅へ、さぁ出掛けましょう!

「キーンキーン!」手仕事の音がこだまする
銅器づくりの現場へ!

銅製の急須。渋く光り重厚感あふれる作り。

玉川堂(ぎょくせんどう)で造られる銅器は、一枚の銅板を
木槌や金槌をで打ち、立体的に仕上げていくもので、
「鎚起銅器(ついきどうき)」といいます。

製法は「鍛金(たんきん)」と呼ばれるものです。
その工程は細かく、銅板を木槌で叩いて立体感を出していく
「打ち起こし」、700℃~800℃度の火炉で焼いて、成形しやすく
柔らかくする「焼きなまし」、金槌で叩いて形を整えていく
「打ち絞り」など、何工程も経てようやく完成します。

例えば木槌は300種類(!)ほども使うなど、素人の私にとっては
気の遠くなる細かい作業で作られていきます。

「鍛金場」(たんきんじょう)。銅板を叩く音が常に響いています。職人さん、よく見ると耳栓をしてる!

火炉で行われる「焼きなまし」。この後金槌で叩いてさらに形を整えていく

特に、銅器に鮮やかな色付けをする技術は玉川堂が開発したもの。
これらの技術を一般の人にも知ってもらおうと、工場内の見学ツアーも
盛んに行われています。
今までに4,000人もの人が見学しているそうです。
最近は外国人見学者も増えているとのこと。

店舗や土蔵、鍛金場などの建物は国登録有形文化財に指定されて
います。趣あるその建物を見られるのも人気の秘密かもしれません。

「キーン!」「コーン!」と響く木槌や金槌の音を聞きながら、
長く培われてきた歴史が感じられます。

「木目金花瓶」。人間国宝 玉川宣夫さんの作品。金属を何層も重ね、それぞれの色を出していく特殊な技法が用いられている

見学ツアーが楽しい♪6名以上から要予約です

国登録遊芸文化財に指定されている建物も見どころです。絵になる!

玉川堂(ぎょくせんどう)

  • 〒959-1244 新潟県燕市中央通2-2-21
  • 0256-62-2015
  • 玉川堂 公式サイト
  • (最終更新日:2016年10月6日)

世界に誇る包丁ブランド「藤次郎」
その切れ味の秘密とは?

ナイフギャラリーに並ぶ包丁。海外での評価も高い

日本全国で5本の指に入る出荷量を誇る包丁メーカー「藤次郎」。
世界的にも複合素材(ステンレスと鋼、鉄と鋼など)を使った
包丁としてはなんと世界シェアNo.1!

1953年に創業した当初は、農機具や農業用刃物を作って
いましたが、1955年からは包丁の製造を開始。
現在は、切れ味とデザイン性にこだわる包丁専門メーカーとして、
国内はもちろん世界的にも有名な企業となっています。

この藤次郎ナイフギャラリーは、1階はショールーム。
海外向けモデルなども含めた包丁を見ることが出来ます。
さらに2階はキッチンスタジオがあり、調理イベントなどを
通して、藤次郎の切れ味良い包丁を試すことも出来るそうです。

 

ギャラリーには国内では流通していない海外向け製品も並んでいます

工房見学ツアーでは包丁製造工程について詳しく教えてくれます

国内での不動の地位、世界的な知名度が、
どのようにして培われたのか?

その秘密は、隣接する「藤次郎 刃物工房」での
製造見学ツアーを通して感じることが出来ます。

包丁を愛するスタッフさんからの詳しい話が面白い!
話を聞くと、今まで当たり前だと思っていた包丁の切れ味、
使い心地が、とても有り難いものに感じられるから不思議です。

普段はなかなか見られない職人さんの姿。真剣な眼差し!!

藤次郎ナイフギャラリー

職人さんの魂が入っています

玉川堂の銅器しかり、藤次郎の包丁しかり。
長年に渡って培われてきた技術を職人さんたちが脈々と繋いでいく
本物の技術。店頭に製品が並べば、他のモノと比較すると
「うわ!お高い!」と思っていた私も、その価格の意味が分かった気がします。
本物は、見て触れてみると、心に響きます。
日本人なら一度は見ておきたい、本物の技です。
燕市では今回紹介した2つの工房の他にも、
見学できるコースが多数。ぜひその目で見て感じてください。

掲載内容は執筆時点のものです
記事・画像の直リンクを禁止します
記事投稿日: 2016年10月12日

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商社での会社員生活を経て、NHK水戸放送局のリポーターに。 地元の旬ネタをみつけ、企画から取材、プレゼンに至るまで担当。 その後NHK首都圏放送センターで、活動の場を全国に広げリポート。 現在、フリーアナウンサーとして、活動場所を茨城県に移し、 地元のケーブルテレビ局などで活動中。動画制作なども得意。

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