ホカホカごはんが主役!米どころ新潟で、コメ農家さんの作る極上の味を
新潟県といえばお米。作付面積は11万7千ヘクタール以上、収穫量は61万9千トン超えと、北海道を抑えて堂々の1位を誇ります。なんと2012年から4年間連続です。まさにお米の国ですね。
そういえば新潟県内をドライブしていると、右も左も田んぼ田んぼ・・・。ずーっと田んぼ!という風景が広がっています。そんな新潟県で「米農家が作る、米が主役のランチ」が食べられる!と聞いたらどうですか?お腹は既にグーグー。お米を作る農家さんが営む素敵な場所があるのです。
コメ農家さんの作る、おコメのための絶品ランチ
目の前には田んぼ、大きな窓からは気持ち良い光が差し込んで、ゆったりした時間・・・。レストラン「TONERIKO(トネリコ)」は、そんな開放的な居心地の良い空間です。
テラス席の前に広がる田んぼは、一般の方がプロに指導されながらお米作り体験をする田んぼだとか。秋には自分たちで収穫して味わうそう。このテラス席、温かい時期には特に居心地満点!この景色と美味しい空気を味わいながら、ごはんがますます進むこと間違いなしです。
さてお待ちかねのランチタイム!地元で採れたお米、旬の野菜が使われた「トネリコランチ」取材日のメニューは、パプリカやオクラ、かぼちゃなどの夏野菜の辛味炒めに、じゃがいものシャキシャキサラダ、ミニトマトのハニーマリネ、自家製味噌を使ったお味噌汁。そして!主役のツヤツヤ炊きたてごはん!!!
お料理のコンセプトは「ごはんに合うおかずの並ぶ献立」とのことで、炒め物は少し濃い目の味付け。一口ごはんを食べたら、一粒一粒がしっかりしていて、そのくせ甘くてふっくら。「ごはん→おかず→ごはん→ごはん→おかず」・・・。この連鎖が止まりません。
レストランで提供されているお米は自家製米の「寿々喜米(すずきまい)」。なんとおかわり自由です。ダイエットは明日から!山盛り食べてしまいましょう。
握りたてが味わえる♪米屋のおにぎりはデリカ、新鮮野菜はマルシェで
そら野テラスでのお楽しみは、お食事だけではありません。マルシェとデリカでのお買い物も楽しいひととき。マルシェには、新潟県産のお米や採れたて新鮮野菜、新潟県内外のお土産品が並びます。
そして特にお勧めなのが、デリカ。お米屋さんのおにぎり屋さんがあり、そこではオーダーすると、好みの中身でおにぎりを握ってくれます。
ガラス越しに、お母さんがおひつから炊きたてごはんを手にひょいと乗せてリズミカルに手際よく握り、パリパリの海苔を巻いている姿が見られます。ある意味、絶景です。
一口食べれば、芳しい海苔の香りとごはんの甘みが口いっぱいに広がります。おにぎりって何でこんなに美味しいんでしょう?日本人に生まれて良かった!
テイクアウトも良し、店内の飲食スペースで、アツアツホカホカをほおばるも良し。おにぎりに合うお惣菜も味わえます。
■そら野テラス[農園のカフェ TONERIKO(トネリコ)]
・住所:〒959-0438 新潟県新潟市西蒲区下山1320-1
・URL: http://sola-terra.jp/
<これは味わうしかないでしょう!>
青い空のもとに映える角田山(かくだやま)。そしてその裾野に広がる田園風景。開放的な場所に佇んでいるのが、今回紹介した「そら野テラス」です。暖かな陽光のもとで戴く、美味しいお米や野菜などの大地の恵み。一口ごはんを食べれば、至福の時が始まります。
米どころ新潟の味、これは、味わうしかないでしょう!
記事:牟田祥子
※本記事は、「日本の歩き方」内、「おでかけガイド」に2017年4月26日に掲載されたものです。
筆者
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