「はっさく大福」に「酒粕かりんとう」 注目の広島土産3選
旅行の醍醐味の1つといえばお土産。でも、種類が多くて悩んだ末、結局、味が分からず定番に落ち着く…ということはありませんか?そんな皆さんに、今回おすすめするのは、全国的にはあまり知られていない、隠れた銘菓。どれも、県民に愛されていて、しかも広島駅周辺で買い求められるものをチョイス!「これは珍しい」と喜んでくれること請け合いの3品です。
弾ける食感が新鮮!「はっさく大福」は瀬戸内の島生まれ
大福なのに「弾ける食感」・・・。想像してみてください。弾けるのはもちろん八朔です。実がしっかりしているので、皮をむいて食べる八朔そのままの歯ごたえなのです。初めていただいたとき、本当に驚きました。
気になる味はというと、ほんのり苦みがある八朔に皮と白あんの甘さがよく合います。しかも、1つがなかなかのボリュームです。実は、原料の八朔がなくなると、製造もお休みになる「はっさく大福」です。
八朔は。広島県尾道市の因島が発祥の地。「はっさく大福」も、同じ因島で約30年前に誕生しました。生みの親は、「餅菓子のかしはら」の柏原伸一さん。でも、現在、店は広島市西区にあります。私がおじゃました日、たまたま、ご本人にお会いでき、そのワケをうかがいました。
広島で生まれ八朔で作った大福を「広島の大福」として全国に発信したい、との思いがあり「それなら店を広島市に」と考え2年前い移転。当初は不安もあったそうですが、その味が口コミで広まり、雑誌などの取材が相次ぐ人気店になりました。
「はっさく大福」は、ソムリエの田崎真也さんや脚本家の内館牧子さんも絶賛という味。JR広島駅「おみやげ街道」「名店街ユアーズ店」「駅構内おみやげプラザ」などで販売されています。
「餅菓子のかしはら」は、宮島口に向かう広島電鉄天満町電停の近くにありますので、立ち寄れば、貴重なお話が聞けるかもしれませんよ。
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■餅菓子のかしはら
・住所:〒733-0031広島市西区観音町9-4
・URL: http://0845.boo.jp/kashihara/index.html
利き酒ができるお菓子発見!「酒粕かりんとう」はノンアルでおいしい
広島県は、酒どころとしての知名度が最近急上昇。その中心ともいえるのが、東広島市西条。その市内で作られている、ノンアルコールなのに利き酒ができるお菓子が話題になっています!
小さな工房「香木堂」が作る「酒粕かりんとう」。使っているのは「賀茂泉」「福美人」「桜吹雪」「亀齢(きれい)」「西條鶴」の5銘柄の酒粕。酒の味が違えば、酒粕の味も違う。それに気づいた香木堂の池田久美さんが考え出しました。
風味を損なわないよう、丁寧に酒粕を溶かして作った蜜をからめて、酒粕かりんとうは出来上がり。簡単そうに見えますが、酒粕は銘柄、酒を絞った時期などによって硬さが違うので、微妙に作り方も変えているのだとか。
池田さん曰く「賀茂泉」と「亀齢」はすっきり、「桜吹雪」「西條鶴」は、ほんわか柔らか、そして、「福美人」は甘めとのこと。私はこのうち、「西條鶴」と「亀齢」をいただきました。
甘さが控えめで、やめられなくなるのは同じですが、確かに銘柄が違うと味わいが違います。
「酒粕かりんとう」は、JR広島駅新幹線口「名店街ユアーズ店」、広島駅前のデパート「福屋広島駅前店」で販売されています。お酒だと持ち運びが重いですが、かりんとうだから軽いのも、オススメポイントです。
■香木堂
・住所:〒739-2611広島県東広島市黒瀬町大多田191-8
・URL: http://www.kobokudo.jp/
大人のスイーツ 「洋酒ケーキ」は広島県北の銘菓
洋酒を使っているのが三次市三上貫栄堂の「洋酒ケーキ」。幼いころから親しんでいる味です。カステラをブランデーやラム酒に浸していて、フォークを入れると染み込んだ酒がにじんでくるほどです。
口に運ぶと、しっとりしたカステラ生地から洋酒の香りが広がります。もちろん甘いのですが、染み込んだ洋酒も味わいも楽しめ、まさに「大人のスイーツ」。同じく洋酒を使ったお菓子と言えば、ウイスキーボンボンを思い出しますが、それよりもアルコールの風味は柔らかめ。
JR広島駅周辺で販売されているのは「福屋広島駅前店」。実は「洋酒ケーキ」は、府中市上下町の別の店でも作っていて、同じく福屋広島駅前店で購入できるそうです。両方買って、食べ比べるのも面白いかもしれないですね。
■三上貫栄堂
・住所:〒728-0006広島県三次市畠敷町84-13
<広島みやげは日々変化、レモンやカキ関連が増殖中>
今回は3品をご紹介しましたが、もちろん、まだまだあります。今、増えているのは、広島県が生産量国内一のレモン関連。
また、シーズンを迎えた「カキ」の土産品もバラエティー豊かです。ぜひ、駅の土産品店をはしごして、お気に入りを見つけてくださいね。
記事:西村正行
※本記事は、「日本の歩き方」内、「おでかけガイド」に2015年11月9日に掲載されたものです。
筆者
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