桜の名所【錦帯橋】 おでかけはレトロなバス「いちすけ号」で

公開日 : 2018年03月18日
最終更新 :
桜と錦帯橋(2015年撮影)
桜と錦帯橋(2015年撮影)

 山口県岩国市の錦帯橋は、例年、3月下旬から4月上旬にかけ花見客でにぎわいます。周辺道路や駐車場は大混雑しますので、最寄りのJR各駅からは公共交通機関のバスの利用がおすすめです。特に、レトロなバスは岩国にゆかりの乗り物をモチーフにしていて、旅の演出にはもってこいですよ。

JR岩国駅から出発!【いちすけ号】は古い路面電車がモチーフ

JR岩国駅から出発!【いちすけ号】は古い路面電車がモチーフ
岩国駅と錦帯橋を結ぶ「いちすけ号」

 錦帯橋の最寄り駅の1つがJR岩国駅。ここからは、地元「いわくにバス」の錦帯橋ゆきの路線があります。このうち1時間に1本、一般的なバスとは趣を異にした「いちすけ号」がやってきます。かつて、岩国市には中国地方で初の路面電車が走っていて、それがモチーフとなっています。車内も木製のいすなど、レトロな雰囲気です。

路面電車が走っていたころの面影が残る八幡付近
路面電車が走っていたころの面影が残る八幡付近

 このバスは、路面電車とほぼ同じルートを通ります。1か所、昔と地形が変わらない場所があり、当時の面影を彷彿とさせます。ちなみに「いちすけ」とは、日本のエジソンと言われる藤岡市助のこと。錦帯橋近くのロープウエー乗り場には、彼の銅像があります。

山口県随一の桜の名所【錦帯橋】 五連のアーチとの共演にうっとり

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桜と錦帯橋(2015年撮影)

 錦帯橋周辺には約3,000本のソメイヨシノが植えられ、古くから桜の名所として親しまれてきました。毎年、お花見シーズンになると、出店が並び、ぼんぼりに明かりがともされます。橋のたもとには「標準木」があり、開花の目安になっています。この辺りの桜と五連のアーチの共演は、錦帯橋ならでは。カメラやスマホにその光景をおさめる人たちの列ができるほどです。

錦帯橋の上流側から(2015年撮影)
錦帯橋の上流側から(2015年撮影)
橋の下から見上げる角度もなかなか(2015年撮影)
橋の下から見上げる角度もなかなか(2015年撮影)

 他にも、岩国城側の上流には桜並木があり、散策するにはもってこいです。地元の人たちには、かっこうのランニングコースでもあります。どこを切り取っても画になるので、あなただけのベストスポットを見つけてくださいね。

錦帯橋の上流にある桜並木(2015年撮影)
錦帯橋の上流にある桜並木(2015年撮影)
どこを切り取っても画になります(2015年撮影)
どこを切り取っても画になります(2015年撮影)


■錦帯橋
・住所: 〒741-0062 山口県岩国市岩国1丁目
・URL: http://kintaikyo.iwakuni-city.net/

記事:西村正行
※本記事は、「日本の歩き方」内、「おでかけガイド」に2016年3月11日に掲載されたものです。

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