日本一の最恐刑務所【北海道・網走監獄】 | おでかけガイド | 国内旅行情報サイトの「日本の歩き方」

日本一の最恐刑務所【北海道・網走監獄】

  • 投稿日:2016年03月1日
紹介

北海道網走市にある「網走監獄博物館」を訪ねました!
「網走刑務所」の名で知られたこの博物館は、明治の初めから
昭和61年まで実際に使われていました。
囚人達が極寒の地で、どれだけ厳しい生活や労働を強いられていたのか?
見るものを黙らせてしまうような過酷な状況を「蝋人形」によって再現し、
伝えているのがこの博物館の特徴です。
その見どころの一部をご紹介します!

▼囚人達が恐れた最果ての牢獄

日本最恐と囚人達に恐れられた旧網走刑務所正門。重厚で威風堂々としています。

無期懲役や重罪人、政治犯とされた囚人達を待っていたのは北海道の開拓でした。ろくなご飯も与えられず、雪深い地で凍えながらの重労働。逆らった者や逃亡を試みたものは容赦なく斬り殺されたといいます。

四六時中光る監視の目。しかしながら囚人達の管理をする看守も常に緊張状態の中での仕事だったことでしょう。

道路建設の為に簡易的に作られた休泊所。別名「動く監獄」と呼ばれていました。囚人達の睡眠時間は4-5時間。慢性的な寝不足状態の中、朝になると枕代わりの一本の丸太を叩いて起こされたといいます。

北海道の経済発展を遂げるため、囚人達は中央道路の開削工事、炭鉱や硫黄採取に駆りだされました。労働は昼夜連行で行われ、驚くほどの短期間で北見峠から網走までの約228キロの道路が作られました。

労働は逃亡を防ぐため二人ずつ鎖で繋がれながらの作業であり、山の中に進むほど食料運搬も上手くいかず、栄養失調や怪我などで200人以上の犠牲者を出したと言われています。
「北海道の開拓は尊い犠牲の上に成り立っている」と言えるのかも知れません。

▼囚人が一番恐れていた場所 独居房

大正8年頃建築されたレンガ作りの独居房は、窓がなく扉は二重、壁の厚さは40cm以上もあります。この暗闇に何日間も閉じ込められるなんて 誰が耐えられるでしょうか…

反則行為をした者が一週間にも渡って入れられた独居房は「闇室」とも言われ、外からの光が入らないように作られていました。
激しく抵抗するものには手錠や足かせがつけられ、場合によっては減食されたといいます。

真冬は零下30度に下がることも珍しくない地で囚人が恐れたのは、闇との戦いではなく、寒さとの戦いだったかも知れません。

▼囚人達の密かな楽しみ?

看守の号令の下、脱衣3分→入浴3分→洗身3分→上がり湯入浴3分=計15分!なんとも慌ただしい入浴タイムです。

大勢が寝食を共にする刑務所では伝染病も流行しやすい為、入浴は衛生上欠かせないものでした。重労働の囚人達が入浴できるのは、毎日ではなく冬場は月に一回が基本でした。
厳重な監視下の元でも、入浴は受刑者にとって一番の楽しみだったそうです。

囚人は凶悪犯、任侠が多く「くりからもんもん」と呼ばれる、いわゆる刺青を入れた者も多かったといいます。

博物館では、現在の網走刑務所で昼食として出されている食事メニューを頂くことが出来ます。
脂がたっぷりのっていてホックホクの美味しいホッケでした。さすがは海の幸豊富な北海道です!
※本来は味噌汁の代わりにお茶が出されています。

網走監獄名物の「監獄食」ほっけ定食820円。まるで健康食でした。

ここまでずっと険しい表情の囚人たちばかり見てきましたが、食事時は心なしか嬉しそうな表情が見られてホッとしました。

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【博物館 網走監獄】

  • 〒099-2421 北海道網走市呼人1-1
  • (0157)45-2411
  • 公式サイト
  • 開館時間 夏季 8:30~18:00 冬季 9:00~17:00
    入場料 1080円
  • (最終更新日:2016年03月10日)

博物館 網走監獄 編集後記

日本が経済発展を遂げる為に北海道開拓を手がけ、
沢山の囚人たちが命を落とす重労働を強いられてきた事実。
ここに来ると蝋人形の表情や展示物から北海道開拓の歴史を肌で感じることができます。
私は夏に訪れましたが、極寒の冬に訪れると囚人達が置かれた環境がより感じられるかも知れません。
北海道に来たら是非一度訪れてみて下さい。普段とは違った北海道の表情がみえてくると思いますよ!

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記事投稿日: 2016年03月1日

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NHK東京、NHK福島放送局 元キャスターリポーター。国立音楽大学出身。現在はフリーアナウンサーとしてMC・ラジオ・テレビ出演・雑誌執筆他、NHKニュース情報番組でディレクターも担当する。趣味は国内外問わず一人旅。 母となった現在は子連れ旅になったが4歳児と出かけた海外は13カ国になる。旅先では観光地より地元の日常や熱気が伝わる市場や商店街をゆるゆる散歩するのが好み。

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