2010年秋、全国各地での「学校ライブ」が通算500校に達し、
前人未到の活動を続ける、シンガーソングライター・大野靖之。
誰のために、何のために、今日もまた歌い続けるのか…
彼自身が初めて語る「ニッポンの風景」、
そして、誰もが等しく持つ「命・家族・夢」へのメッセージ。
2月14日、今日はバレンタインデーである。みなさんは誰にプレゼントしたのかな? 恋人や好きな人? それとも職場の先輩や上司?
女性から男性へチョコレートを贈るというものは、意外にも日本特有のものらしい。
この日、日本中の男たちがドキドキしながら過ごしてるのかと思うとおかしくなっちゃうよね。
毎年、僕もファンのみなさんからチョコや様々なお菓子をいただくんだけど、やはりいくつになっても嬉しいものだ。自慢じゃないが、小学校の頃はけっこうモテた(笑)。人生モテ期のピークだったんじゃないかってほど。わりとポッチャリしてたし、運動も苦手で、決してかっこいいというキャラクターではなかったんだけど、毎年沢山の女子からチョコレートをもらっていたのだから、外見だけでは分からない深い魅力を持っていたに違いない(笑)。
2月14日に学校があれば、そりゃあ男たちはサボるわけにはいかない。なのにも関わらず、その話題には一切触れず、授業を淡々とこなしていくさまは、なかなかこっけいである。女子たちはきっとトイレなんかで、誰に渡すとか打ち合わせしているんだろうね。「ランドセルの中かな?」「それとも机の中に隠しているんだろうか?」男子は気が気じゃない。下校時間になると、教室は最高におもしろい光景を映し出す。みんななかなか帰らないのだ(笑)。男どもは期待を胸に最後の賭けに出る。きっと呼び出されると。案の定、やはり何人かのモテ男たちは、恋に早熟な女子たちに呼び出され、心のこもった本命チョコを受け取っていた。何を隠そう、僕もその一人である(笑)。
5年生か6年生の時だったっけな。バレンタインデーに熱を出して学校を休んでしまったことがある。こんな日に限って学校に行けないなんて、どれだけ運が悪いんだって思って、家でしょんぼりしていた。その時、好きな女の子もいた分、倍落ち込んで寝ていたら、夕方頃「ピンポーン」と希望の鐘が鳴り響く。ドアを開けてみたら、なんと5人の女の子が立っていたのだ。もちろん中には本命の子もいた。わざわざ家までチョコを渡しに来てくれたという、そんな淡い思い出です。
最近、バレンタイン事情が少し変わってきていると聞く。
「友チョコ」って言葉を知ってる? 女の子が女友達にチョコをプレゼントするんだって。手作りのチョコも、本命の男の子にではなく、女の子同士で交換し合うとかしないとか。この前、知り合いの小学生のある女の子に、「好きな人にチョコあげるの?」って聞いたら、「ううん、男の子にはあげないよ」って言っていた。「みんなそうなの?」って聞くと、「女の子はみんな女の子にあげる」って。ちょっと待ってくれ。なんか寂しくないかい。勝手な考えだけど、バレンタインのチョコは好きな男の子にあげるべきだと僕は思う。 好きな子がいないならしょうがない。好きな子がいるなら、こんな素晴らしいチャンスはないと思うんだけどな。
恋愛はとても大切だよ。人を好きになることは、この世で最も素敵な出来事だと思う。
誰かを想い、胸が苦しくなる。あの子は僕をどう思っているだろう? 告白したいけど、フラれたらかっこ悪いな。でも勇気を出そう、きっと彼女も僕のことが好きだ。でも他に好きな人がいたらどうしよう…。そんなことを考えていたら四六時中その子のことで頭がいっぱいだ。そうやって自分自身の強さも弱さも知っていく。そして男は男らしくなり、女は女らしくなる。でも男らしさって何だろう?
この歳になっても、難しい課題である。一つだけ分かっていることは、積極的であれということだ。ちょっと前に“草食系男子”という言葉が流行ったが、僕から言わせれば意味不明としか言いようがない(笑)。恋愛に無関心で、自分から積極的に動かず、女の子にガツガツしていないタイプのことのようだ。最近では、恋人を作ることが面倒くさい、彼女はお金がかかるからいらないとかほざいてる(笑)男が多いらしい。これはさすがに男らしいとは言えないよね。僕はガンガンいくタイプですよ。一目惚れをしたら、なんとしても、どんな手を使っても連絡先を聞く。食事とかデートにも積極的に誘うし、好きな子には絶対告白をする。フラれても、何度だってアタックするよ。3年間片思いをし続け、その子に5回も告白したことだってある。結局駄目だったけどね。自分が納得いくまで好きでい続ける。これが僕のポリシー。傷つくのはとても怖いことだけど、傷つくのを恐れて何もしないのは絶対よくない。恋愛はタイミングがとても重要である。でも、そのタイミングを作り出すのは、まぎれもなく自分自身の行動力であることだけは、確かなことだ。
そうそう、世の中便利なものが沢山溢れ、文明は果てしなく進歩し続けるけど、人を好きになるという素晴らしさだけは、いつの時代も変わってはいない。誰に教わるわけじゃないし、学校で習うことでもない。なのにいつの間にかみんな恋をするのだ。
恋をすること、それが自立の一歩ではないだろうか。
草食系男子よ立ち上がれ。そして、日本全国の女子たちよ、僕ら男子にチョコレートを(笑)。
次回に続く…2月29日更新予定

大野靖之(おおのやすゆき)
千葉県出身。1982年4月19日生まれ。
シンガーソングライターを目指し、高校生の時から路上ライブを始める。
ストレートに心を揺さぶる歌声、人間本来の不変のテーマを繊細かつ
力強く表現した楽曲により、全国各地各校でのライブ活動へ発展。
2010年秋には通算500校の学校ライブを達成した。
2005年7月、ファーストシングル「心のノート/あいしてる」でメジャーデビューし、
2008年3月、ファーストアルバム「僕が今 出来ること」をリリース。
同年7月には、学校ライブ活動の功績が評価され、青年版国民栄誉賞グランプリ・
内閣総理大臣奨励賞を受賞した。
また、2005年より現在まで、毎年継続して『ピンクリボンフェスティバル』
キャンペーンにゲスト参加し、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の
大切さを伝え続けている。テレビ・新聞などでも多く取り上げられ、
いま最も注目されるアーティストである。
2011年10月19日発売のチャリティーアルバム「風のよせがき」にアーティストとして参加。
大野靖之オフィシャルサイト
http://www.yasuyuki-oono.com/index.htm
大野靖之ブログ/ココロのノート
http://blog.oricon.co.jp/ohno/
大野靖之最新情報
http://www.u-canent.jp/oono/
Compilation Album「風のよせがき」松井五郎with friends
http://www.u-canent.jp/kazenoyosegaki/




![大野靖之撮影 [NIPPON PHOTO ALBUM]はこちら](images/btn-1.jpg)



























