観音様と羅漢様が見る秋景色・赤山禅院。

公開日 : 2014年10月23日
最終更新 :
筆者 : Akio

左京区・修学院離宮から少し奥に行きますと、

赤山禅院(せきざんぜんいん)さん。

赤山禅院は、平安時代に慈覚大師 円仁の遺命によって創建された、

比叡山延暦寺の塔頭。

閑静な地にあり、晩秋の時には、「紅葉寺」の異名をとる程、もみじが綺麗です。

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禅院は、比叡山の千日回峰行とも関わりが深く

千日回峰行を修めた大阿闍梨により「八千枚大護摩供」

「ぜんそく封じ・へちま加持」「珠数供養」をはじめとする

加持・祈祷が行われています。

創建以来1100年を超える歴史が積み重なる赤山禅院。

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境内のイロハカエデも、これから

ゆっくりと色付いて来ます。

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境内には、作詞家・石坂まさをさんの歌碑があります。

石坂まさをさんは、藤圭子さんの「新宿の女」。

小林旭さんの「北へ」など、

多数の作曲をされています。

- 心友 -

自らの心の子と 書いて 息子と 云うなら

俺がやり残した ことを 受け継いでくれ

このひとすじの道 あせらず 急がず 男らしく 何かを

成し遂げてくれ

風に狂って生きても 風のやさしさ 忘れず

風の旅人のように 夢を追ってくれ

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境内を進むと、青もみじの中に、

三十三観音像と十六羅漢像が見えました。

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その存在感ある、表情に見入ってしまいます。

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観音様と羅漢像の周りには、もみじに銀杏に竹林。

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来月の今頃には、美しい紅葉景色が広がります。

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そして、深秋の時には、

散った銀杏と紅葉が美しい絨毯の様になります。

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観音様と羅漢像は、ここで、移り行く季節の営みを

見続けておられます。

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10月後半に入った赤山禅院の秋。

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朝晩めっきり冷えて来ました。

これからの冷え込みで、青もみじは、ゆっくりと色付いて来ます。

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《赤山禅院》別名もみじ寺

○ 所     〒606-8036 京都市左京区修学院開根坊町18

○拝観無料  自由参拝

○時間    9:00~16:30

○駐車場有り(3台※大祭日不可)

○アクセス  叡山電車「修学院駅」下車、徒歩約20分

市バス「修学院離宮道」下車、徒歩約20分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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