秋を見届ける紅葉景色。竹の寺・地蔵院。
紅葉を追いかけて来たら12月に入っていました。
新聞の紅葉情報では、「紅葉見頃」が少なくなり「落葉近し」の文字が
並んで来ました。
落葉近しが並ぶ紅葉情報。
今年の紅葉も、いよいよ佳境と言う感じです。
洛西の古刹「地蔵院」の紅葉景色。
ここでは、遅くまで紅葉景色が見られます。
寺院は、竹林が寺全体を包む様に広がり「竹の寺」と言われます。
参道には、無数の散紅葉。
見上げると、空を覆う様に伸びる竹林。
竹と楓と苔の景色。
舞い落ちた楓が、苔の上で輝きを放っています。
地蔵院の始まりは、鎌倉時代。
ここは、一休さんが幼少の頃を過ごされた寺院。
一休禅師は、後小松天皇の皇子として
応永元年(1394年)に地蔵院近くで生まれ、幼少の頃を、
この地で過ごされたそうです。
この辺りは、山が近くまで迫り
今の時期は、午後四時を回ると夕暮れが訪れます。
一休さんが過ごした620年前は、
さぞかし静寂の世界そのものだったでしょうね。
竹の寺の深秋景色。
竹林を渡る風に、楓がはらはらと舞っています。
深秋を詠った句。
「木の葉 降りやまず 急ぐなよ 急ぐなよ」
地蔵院。
秋を見送る紅葉景色が広がっています。
《地蔵院》
◎ 京都市西京区山田北ノ町23
◎ 阪急電車 上桂下車 徒歩約15分 京都バス 苔寺下車 徒歩約3分市バス 苔寺口下車 徒歩約10分
◎ 拝観時間 9:00~16:30 600円
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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