雪景色の天龍寺。

公開日 : 2015年01月05日
最終更新 :
筆者 : Akio

雪の日の天龍寺。

天龍寺は室町幕府権力を確立した足利尊氏が、

夢想国師を開山として建立した臨斉宗のお寺。

ユネスコの世界遺産にも登録され、嵐山を代表する寺院です。

天龍寺・大方丈に入ると、出迎えてくれるのが達磨様。

とてもインパクトがあり、天龍寺の顔とも言われています。

初春。雪の嵐山 075

大方丈の前に広がる曹源池庭園も雪景色。

初春。雪の嵐山 065

曹源池庭園は、約700年前(室町時代)夢窓国師が

作庭したと言われ、今も当時の面影をとどめています。

庭園奥の百花苑では、春夏秋冬それぞれに美しい花が咲きます。

元旦から降り続いた雪で山々も真っ白。

初春。雪の嵐山 067

曹源池庭園は、嵐山や亀山を借景に取り入れた庭園。

回遊式庭園としては日本最古の庭園と言われています。

初春。雪の嵐山 094

床の間の達磨図。

初春。雪の嵐山 086

勇壮な「雲龍図」の襖絵。

京都の禅宗寺院に行きますと龍の天井絵や襖絵に出会います。

(妙心寺・南禅寺・東福寺・相国寺・大徳寺・建仁寺など等。)

寺院に描かれた龍は、仏法を守る象徴と言われています。

龍は、金魚が鯉になり、鯉が滝を昇り、さらに空に昇り

龍に化身すると言われています。

天に昇った龍は龍神となり、水を司る神となります。

寺社で見られる雲龍絵は、仏法を守る象徴であると共に、渇水対策の雨乞いや

水難防止・火災除け等の祈願とも伝わります。

初春。雪の嵐山 077

冬の天龍寺。

白い世界に、曹源池庭園の景色が広がっています。

初春。雪の嵐山 068

《天龍寺》

○ 所      京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町

○ 拝観料    500円 大方丈へは100円追加

○ アクセス   京福電鉄嵐山駅 徒歩三分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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