雪景色の天龍寺。
雪の日の天龍寺。
天龍寺は室町幕府権力を確立した足利尊氏が、
夢想国師を開山として建立した臨斉宗のお寺。
ユネスコの世界遺産にも登録され、嵐山を代表する寺院です。
天龍寺・大方丈に入ると、出迎えてくれるのが達磨様。
とてもインパクトがあり、天龍寺の顔とも言われています。
大方丈の前に広がる曹源池庭園も雪景色。
曹源池庭園は、約700年前(室町時代)夢窓国師が
作庭したと言われ、今も当時の面影をとどめています。
庭園奥の百花苑では、春夏秋冬それぞれに美しい花が咲きます。
元旦から降り続いた雪で山々も真っ白。
曹源池庭園は、嵐山や亀山を借景に取り入れた庭園。
回遊式庭園としては日本最古の庭園と言われています。
床の間の達磨図。
勇壮な「雲龍図」の襖絵。
京都の禅宗寺院に行きますと龍の天井絵や襖絵に出会います。
(妙心寺・南禅寺・東福寺・相国寺・大徳寺・建仁寺など等。)
寺院に描かれた龍は、仏法を守る象徴と言われています。
龍は、金魚が鯉になり、鯉が滝を昇り、さらに空に昇り
龍に化身すると言われています。
天に昇った龍は龍神となり、水を司る神となります。
寺社で見られる雲龍絵は、仏法を守る象徴であると共に、渇水対策の雨乞いや
水難防止・火災除け等の祈願とも伝わります。
冬の天龍寺。
白い世界に、曹源池庭園の景色が広がっています。
《天龍寺》
○ 所 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
○ 拝観料 500円 大方丈へは100円追加
○ アクセス 京福電鉄嵐山駅 徒歩三分
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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