東風吹かば。。北野天満宮の梅。
毎年この時期になると、梅の開花が見たくて、
学問の神様、北野天満宮に寄せて頂きます。
門に見えるのは、菅原道真公の和歌。
「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春を忘るな」。
境内の梅の花は、季節を忘れる事なく
咲き始めて来ました。
菅原 道真公は、平安時代の貴族であり学者であり漢詩人でした。
そして何より、菅原道真公は、改革を志した優れた政治家でした。
封建的な制度を改め、民衆の為の土地制度と税制の改革を進めた
道真は、宇多天皇に重用され右大臣となります
しかし守旧派勢力から、あらぬ罪をきせられ
大宰府へ左遷されてしまいます。
その時に詠まれた和歌が・・・・
「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主人なしとて 春を忘るな」
政治の力をそがれ、愛した家族や育てて来た梅の木や、牛とも別れての
大宰府行きは、さぞかし辛いものだったでしょうね。
その時、梅は道真公を思い一夜にして太宰府まで飛んで行ったと言う飛び梅伝説は、
今も語り継がれています。後年、道真公は、太宰府で亡くなられています。
その後、都が繁栄し平安文化が花開したのは、道真公の改革の成果だったと言われています。
北野天満宮の梅。
固い蕾は膨らみ、花も咲き始めて来ました。
北風が東風に変わる時は、もうすぐ。。。。
《北野天満宮》
アクセス
〇 京都駅から京都市営バス50, 101号系統「北野天満宮前」下車
〇 四条河原町から京都市営バス51号系統「北野天満宮前」下車
〇 京阪三条から京都市営バス10号系統「北野天満宮前」下車
〇 駐車場 無料 9:00~17:00(毎月25日は縁日のため駐車できません。)
〇 拝観料 境内自由 宝物殿 一般300円 中高生250円 小人150円
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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