嵐山・宝厳院。目に優しい緑の世界。
嵐山の宝厳院へ、青もみじと六月の景色を訪ねて来ました。
宝厳院は天龍寺の塔頭で、もみじの美しい寺院です。
以前は非公開で、道路から屋根越しに見えるモミジを見て
庭園には、どんなもみじの世界が広がっているかと、
想像を膨らませるだけでしたが、2002年より特別公開されるようになりました。
今は春と秋の二回特別公開されていて、秋はライトアップも行われます。
春の特別拝観は6/30日まで。
青もみじのトンネルを歩くと、茅葺屋根の受付が見えました。
茅葺き山門をくぐると紫陽花が、「こんにちは」。
宝厳院の庭園は、嵐山の借景を巧みに取り入れた回遊式山水庭園で、
江戸時代の名所案内「都林泉名勝図会」にも紹介された名庭です。
春には新緑と枝垂れ桜、秋は紅葉を楽しめます。
青もみじと苔の美しい景色に半円の竹垣の小路が続きます。
竹垣の名は豊丸垣。
垣根越しに咲く、桔梗の花。
六月の今は、雨に洗われた青いもみじと苔が綺麗です。
宝厳院は広い庭を持つ寺院で、庭園の中を円を描くように
道が続いています。
続いて、紫陽花。仏教詩人坂村真民さんの詩、『あじさいの花』を思います。
『あじさいの花』
まるくまるく
形のよいものに
なろうとする
やさしい心の
あじさいの花
きのうよりも
きょうと
新しい色に
なろうとする
雨の日の
あじさいの花
庭園を進むと、無畏庵(むいあん)が見えました。
ここは、お茶処。
赤いもうせんと和傘。
青もみじの美しい景色が広がっています。
この時期は、苔の色が綺麗ですね。
六月の雨に洗われた苔。
とても綺麗です。
庭園には、桔梗や紫陽花と共にサツキや半夏生も咲いています。
サツキに舞う蝶。
六月の宝厳院。
目に優しい緑の世界が広がっています。
春の特別公開は六月三十日まで。
≪天龍寺塔頭 宝厳院・春の特別公開≫
○日時 2015/3/20(金)~6/30(火) 9:00~17:00(受付終了)
○住所 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
○交通
京都駅からJR山陰本線「嵯峨嵐山駅」から徒歩15分。
京都バス71・72番で「京福嵐山駅前」から徒歩10分。
市バス28番で「嵐山天龍寺前」から徒歩10分。
京福電鉄「嵐山駅」から徒歩10分。
阪急嵐山駅から徒歩15分。
○拝観料 大人500円 小中学生300円(本堂は別途参拝料が必要)
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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