遥かな旅するアサギマダラ舞う水尾の里。

公開日 : 2015年10月03日
最終更新 :
筆者 : Akio

嵐山から愛宕古道を通り、鳥居本から保津渓沿いの道を

通って行きますと水尾の里に着きます。

水尾は柚子の産地として有名で、12月頃には沢山の柚子が収穫されます。

ここでは今「フジバカマ」が見頃です。

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青空の下に広がるフジバカマの群生。

水尾では、フジバカマを大切に育てておられます。

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フジバカマと言いますと、美しい蝶のアサギマダラですね。

アサギマダラは、フジバカマの蜜を求めて

遥かな距離を移動する蝶です。

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この蝶々は、夏は東北地方や中部の涼しい高原で過ごし、

夏から秋へ季節が進むと共に、フジバカマなどの開花時期に

合わせながら南下して行きます。

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その移動距離は、沖縄や台湾まで海を越えて行くそうですから

驚きの距離です。

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陽射しの中、美しい模様が映えています。

フジバカマ畑に飛来している

アサギマダラの、9割はオスとの事。

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美しい蝶。

アサギマダラ。

かつて日本の国蝶としても候補に上がった程、

人気のある蝶だそうです。

アサギマダラは、物おじしない蝶で

かなり近くで撮っても大丈夫でした。

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おや・・羽根に文字と数字が見えます。

「旅する蝶」とも言われるアサギマダラ。

文字は、調査されている方達によるマーキングの文字と数字です。

羽根の「水」は、ここ水尾を表し 数字は調査された方の番号。

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調査されている方のお話では、この日

白山(石川県白山市と岐阜県大野郡にまたがる、標高2,702mの山)から

飛来したアサギマダラがいました。

水尾の里のアサギマダラ。

ここから次は何処へ飛んで行くのでしょう。

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《水尾》

〇所 京都市右京区嵯峨水尾

〇交通アクセス

 JR山陰本線(嵯峨野線)「保津峡駅」下車4キロ、徒歩約1時間。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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