浅草の老舗「神谷バーとデンキブラン」

公開日 : 2012年10月02日
最終更新 :
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浅草にはたくさんの老舗がありますが、

その中の1つでもあるお店。

神谷バー

明治13年に創業という歴史あるお店で、

昨年、2011年10月には神谷ビル本館が

登録有形文化財に登録されたほどです。

浅草で賑わう交差点にあり、個人的には待ち合わせ場所にも使う場所で、

知っている方もたくさんいるかと思います。

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↑このお店の名物といえば、やはり「デンキブラン」。

初めて知ったときに「不思議な名前のお酒だな~」と思い、

神谷バーのHPを覗いて調べたところ、

明治時代には珍しかった「電気」と、

カクテルベースになっているブランデーの「ブラン」を

2つくっつけた名前とのこと。

当時のデンキブランのアルコール度数は45度・・・

シビレそうっ ( ̄▽ ̄|||)

「電気とイメージがダブって、この名がぴったりだったのです」

というお店の説明に、

まんまと納得。

ちなみに現在はアルコール30度だそうです。

もっと強い「電氣ブランオールド」は40度あるようです。

強いだけではなく、ほのか~に甘みが感じられ、

味わい深いお酒かと思います。

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1Fは神谷バー、2Fはレストランカミヤ、 3Fは割烹神谷。

3Fは和食がメインですが、1、2Fは主に洋食がメインで、

個人的にはビアホールの雰囲気というイメージがあります。

だからでしょうか。

ビールもメインと思ってもいいくらいでして、

"アサヒビール"から直送されたビールを専用タンクに入れて、

品質管理、そして泡へのこだわりも徹底しているとのこと。

以前、こちらのお店で上司とどちらが飲めるか勝負をしたことがあり、

デンキブランのチェーサーとして、生ビール(大)が運ばれてきました。

なぜなら、デンキブランとビールを交互に飲むのが、

「カミヤ流」

なんだそうです。

最初は冗談かと思いましたけど。

お蔭様で勝負には勝ちましたが、家の前でタクシーを降りると、

私は宇宙人のように右肩には別の上司、

左肩には家の近所の"お巡りさん"に抱えられて帰ったという、

酔いも一気に吹っ飛んだ現実の光景を目の当たりにしたので、

皆様も飲みすぎにはご注意下さいませ。

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↑神谷バーの入り口横には売店の「神谷バー賣場」があり、

デンキブランはもちろん、カミヤワインや焼酎、梅酒、

名物セット等が販売されており、お店に入らなくても

名物のお酒を購入することができます。

東京スカイツリーがオープンし、浅草に観光に来る方もますます増えたようなので、

観光の帰りにお店に寄って食事がてらに飲んでもよし。

または東京土産としてデンキブランだけを購入するもよしです。

明治時代から浅草の歴史を見続けてきた、

東京を代表とする老舗ともいえる神谷バー。

皆様も機会があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

■神谷バー

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